ローションでしとどに濡れた菊門の中心にそっと指があてがわれると、待ってましたと言わんばかりにするりと呑み込まれていく。●福井性感回春アロマSpa 【奈良みお】27歳(T161・83・57・82)

性感マッサージ

重い足取りでゆっくりと会社を出ると辺りはすっかり夜の闇に包まれていた。昼間は汗ばむほどの陽気だが、夜はまだまだ冷え込みが厳しい。私はスプリングコートのボタンを固く閉じると足早に車に乗り込みゆっくりと大きく息を吐いた。時刻は22時を少し回ったところだ。数カ月前に大きな変化のあった職場環境や新規事業の立ち上げなど目まぐるしく移ろう日々に私は疲弊しきっていた。残業続きの毎日、明日は休日だが午前中には出社して片付けねばならない案件が山積みだ。早々に帰宅しベッドに飛び込むのが得策なのは重々承知はしているのだが、なんだか下腹部から妙な欲望が湧き上がるのが微かに感じ取れた。これが俗に言う疲れマラというやつか。私はひとり小さく微笑むとスマートフォンを手に取りいつものサイトで物色を始めた。多忙にかまけてこのサイトを訪れることもご無沙汰だったこともあり、新店がいくつもオープンしている。いろんな店を見て回るがどうにも食指が動くものがなく気付けば30分以上経過している。こんな時はゆっくりマッサージで疲れをほぐしてもらおう、そう考えた私は何度も利用したことのあるお気に入りの性感マッサージ店で女性を選んだ。街灯にぼんやりと浮かぶすっかり葉桜となった桜並木を横目に私はゆっくりとホテルに向かった。

程なくしてやってきたのは春らしい淡い色味のニットワンピースを身に纏った女性であった。年頃は20代後半、艶やかな美しい黒髪と深い瞳から品の良さが感じ取れる。彼女は静かに靴を脱ぎ大きな二つのカバンを抱えながらそっと部屋に入ってくると目が合った瞬間に溢れんばかりの笑顔を私に見せてくれた。私の疲労をとろとろと溶解させるような可憐な笑みにすっかり魅了されていた。料金を支払うとお風呂とベッドの準備をテキパキとすすめる彼女の姿をそっと眺めていた。彼女の臀部はワンピースがぴったりと密着し、形がありありと見て取れて片時も目が離せなかった。年相応のむっちりとした肉付きの良いお尻は右に左に揺れながら辺り一面に淫靡な色気をまき散らしている。やがて準備を整えた彼女に導かれるまま私はそっと浴室に向かっていった。

静かに流れるJAZZに耳を傾けながら私は彼女のマッサージをじっくりと堪能していた。太ももに感じる彼女のお尻の柔らかさと適度な重量感も心地よい。やがてマッサージする指先が鼠径部から局部に移った時には痛いほどに硬直した肉棒がそこにはあった。快楽の涎をだらだらと垂れ流す先端を刺激しながらもう片方の指が私の肛門の周りをゆっくりゆっくりとなぞっていく。緩急の付いた動きに肛門がヒクヒクと反応しているのがわかった。ローションでしとどに濡れた菊門の中心にそっと指があてがわれると、待ってましたと言わんばかりにするりと呑み込まれていく。その瞬間に私の口から漏れるくぐもった声は不意に甲高い喘ぎ声に変わる。射精とはまた違う快感が彼女の指の動きと共に徐々に高まっていく。リズミカルに快楽のツボを刺激された私は数回のドライオーガズムスの後、大量に果てた。

シャワーを済ませネクタイをもう一度締め直すと私は電子タバコを咥えた。静かに煙を吐き出しながら帰り支度をしている彼女の臀部を再び眺めていた。先ほどまでの疲労は精子と共にティッシュに包まれ屑籠の中だ。ホテルを出る足取りも来た時とは比べ物にならないほど軽い。彼女にお礼を一言述べると、私は颯爽と車に乗り込み帰路についた。さあ、明日も休日出勤だ。

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門戸 志郎

門戸 志郎

哀愁漂う風俗と酒場を求めて今宵も福井の街を彷徨う… 自らの20年以上に及ぶ風俗体験を徒然なるままに記した『福井風俗体験記』 是非一度ご覧になってください

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