1971年に放送が始まったアニメ『ルパン三世』が昨年50周年を迎えた。地上波で放送されている作品でありながらもハードボイルド色が強くエロティックな描写には大人の世界を覗き見るような背徳感と言い知れぬ興奮を覚えながらよく観ていたものだ。特にルパン一味の紅一点のキャラクターである『峰不二子』は私の性癖の形成に多分に影響を与えている。グラマラスなボディで肌もあらわにルパンを手玉にとる彼女に初めて女性というものを意識していたのかもしれない。
そんな私が『地元リアル峰不二子』のキャッチコピーを付した彼女を見つけたのはある休日の午後であった。このお店にしては珍しく顔出しは無いが、はち切れんばかりのバストに妖艶な曲線のくびれはまさしく『峰不二子』だ。今日は夜から会食の予定があったが今から向かえばなんとか間に合いそうだ。私はすかさず予約の電話を入れると馴染のホテルへ車を走らせた。色も形も全く違うが気分はFIAT500チンクエチェントだ。快調にハンドルを握る私の期待と股間のワルサーP38はムクムクと大きく膨らんでいった。
ホテルの階段を昇るハイヒールの音が少しづつ近づいてくる。ドアの前で一呼吸の間を置き小さなノックの音が響く。やってきたのはひざ丈のジャストフィットした黒いワンピースを身に包んだ端正な顔立ちの女性であった。切れ長の美しい瞳でじっとこちらを見つめる彼女に少々怖気づいたが、一言口を開くと人当たりの良い笑顔に一気に緊張が和らいだ。しっかりとした挨拶や受け答え、他愛のない雑談の中にも知性とおもてなしの心を感じ取り、少しづつ少しづつ彼女のハニートラップに引き込まれていく。
程なくしてシャワーに誘われ服をスルスルと脱ぎだした。一糸纏わぬ姿となった彼女の胸とお尻はしっかりとした弾力と張りを持ち、溢れ出る桃色の色気にすっかり虜となっていた。ベッドに移った彼女は先程までの様子から一変し妖艶な瞳でじっとこちらを眺めてくる。静かに口づけを交わすと私は彼女をそっと抱き寄せる。ねっとりと蠢く舌先が私の口元から徐々に首筋、胸元、乳首、下腹部へと移動していく。快楽の跡を残しながらゆっくりと私の身体をなぞる舌先が股間に到着した時にはついつい大きく喘ぎ声が漏れていた。大層なアクションや大げさな音も無いが口に含みながら丁寧にそして的確に私のポイントを刺激してくると私の腰も動き始めていた。やがて彼女はローションを手に取り両手で包み込むとそっと自らの股間に擦り付けた。緩急をつけながら匠に繰り出す腰の動きにあっという間に快楽は高まり私の腹部に大量の白いラブスコールを降らすのだった。


